自家用車のタコメーター修理

久しぶりに車に乗ろうとしたら、この夏の異常な暑さのせいか車検通したばっかりなのにバッテリーが上がっていました。バッテリーを交換してエンジンかかったのですが、タコメーターが壊れて指針が振り切れるようになっていました。

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同様の事例をネットで調べて修理してみました。まずは、メーターASSYを覆っているカバーを取り外しました。動画の上側に映っている2か所の穴の中にネジがあるので外します。次にハンドル位置を一番下に下げた状態で、ちから任せにカバーを外すのですが硬くて大変でした。

あとはメーターASSYの取り付けネジ3本を外し、裏側の配線を外して屋内に持ち込んで修理しました。

メーターの前面を覆っている透明のカバーを爪を持ち上げて外した状態です。さらに、電源、回転パルスなどの電気信号の伝達を兼ねたタコメーター裏側のネジ4本を外してメーター部分を分離しました。

タコメーターは交差コイルメーターという方式になっているようで、アナログテスターみたいに駆動コイルが1つで狭い角度でしか指針を動かせない普通のメーターと違って、2個の直交するコイルを使って360度自由な角度に指針を動かせるようになっているようです。おそらくどちらか一方のコイルに電流が流れなくなった結果、針が振り切れるようになったのじゃないかと思います。

エンジンの回転パルスの周波数を交差コイルの電流に変換するICのようです。パナソニック半導体会社が使っていたアナログIC用の型番が刻印されていますが、特定の車メーカー専用品なのかデータシートは見つかりませんでした。ネット情報によると、このICのはんだ付けに亀裂が入るのが故障の原因らしいので、基板裏側のICピンを拡大してみました。

かなり分かりづらいですが、はんだが割れていてピンセットで押すとICピンが動く状態になっていました。この夏の異常な暑さではんだが割れたのでしょうか。はんだ付けをやり直して元通り組付けました。

 

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直りました。

前照灯のハイビーム表示ランプが切れているのに後で気がつきました。。