パナソニック ビルトイン食洗器NP-P45VD2Sの修理

2007年から使っている旧松下電器製のビルトイン食洗器です。

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NP-P45VD2S

大きなトラブルなく14年間使い続けていましたが、最近になって異音がするようになりました。異音はこんな感じで、空冷ファンのベアリングが破損したのではないかと当たりをつけていました。

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異音は日に日に大きくなり、うるさいのと近い将来致命的故障につながりそうなので、パナソニックの修理サービスに出張修理をお願いしました。その結果、異音の原因はファンではなく(そもそもファンは搭載していない?)、ポンプのベアリング不具合であることが分かったのですが、修理費用が3万円超と高額で本体の耐用年数を相当超えていることもあり、修理後また別の故障が起こるかもしれないとのことで、本体交換も含めて検討したいということになり、一旦修理はキャンセルとしました。それからネットで調べた結果、自分でポンプ交換することにしました。

交換するポンプの型番はANP8C-673Aというもので、近所のパナソニックショップから12,000円ほどで購入できました。電話で型番を伝えて、2日ほどで取り寄せできました。

食洗器の取り出し

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赤線の部分を手前に引くと、食洗器本体下の板(ボデーB)が外れます。さらにその下の灰色の板(ケコミカバー)はねじ2か所で止まっているのでこれも外します。その際、ねじの埋め込み先が回転して前後位置を調整する機構になっているので、板を押しながらねじを緩める必要がある点に注意します。

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 施工方法により配置が違うと思いますが、奥の止水栓を閉め、電源を抜きます。我が家の場合、電源は壁面用のコンセントが裸で転がしてありました。。

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つぎにドアを開いて洗浄槽を少し手前に引き出し、赤丸のねじを外して前ずれ防止金具を取り外すと、食洗器全体を引き出せるようになります。洗浄槽内のカゴなど、取り外せる物を全部取り出したうえで、一旦ドアを閉じてから食洗器全体を引き出します。ことのき、床から食洗器底面までの高さと同じか少し低い台を食洗器手前に用意しておき、その上に引き出した本体を乗せると作業し易いです。今回は10Lバケツをひっくり返して使いました。

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ポンプ交換

引き出した食洗器を床に下してひっくり返しました。その際、庫内に残っている水が大量に漏れだすので、タオルを用意しておく必要がありました。給水・排水ホースは十分長かったので外さずそのまま作業できました。

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赤丸のねじを外すとプラスチック製の黒い底カバーを外せます。食洗器全体を引き出す前に、洗浄槽を引き出した状態で下にもぐって、この底カバーを外し、ポンプのホースを外して水抜きするのが正しい手順のようですが、底カバーをうまく外せなかったため、このような方法で作業しました。プロのサービスマンは床に水漏れさせるようなことはしないと思います。
2021.10.10写真差替え:真ん中上に誤って赤丸表示していたものを削除しました。

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ポンプにつながる黒いホース3本をクリップを緩めて外し、電線につながるコネクタも外します。この状態で、洗浄槽を本体に戻します。

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ねじ7本を外して裏蓋を外します。

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赤丸のねじ2本を外し、金属製のワッシャが防振ゴムに固着しているので引き剝がします。ポンプは防振ゴムを介して本体に固定されているので、少しずつこじって取り外します。

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新しいポンプ(左)と取り外した古いポンプ(右)

元通り組み立てて修理完了です。静かになりました。

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理由はよくわかりませんが、異音の不具合が出る前の洗浄音より静かになったようです。水流が弱くなって静かになったということではないようで、とても満足しています。あと何年使えるかわかりませんが、できるだけ長く使いたいと思っています。